ストラテラ服用レポート
ADD(注意欠陥障害)の診断を受け、ストラテラによる投薬治療が始まりました。
ストラテラによって、どのような効果があったのか、なかったのか、私自身の経験を振り返ってみたいと思います。
なお、手元のメモを元に記憶で捕捉しつつ書き起こしていますが、メモが不完全であることや当時から時間がだいぶ経ってしまったため、やや曖昧な記述になっている点、お許しください。
投薬量と期間
投薬治療は、最低量である40mgからスタートし、1か月毎に量を増やしていったと記憶しています。
- 当初、40mgを朝1回服用(1か月程度継続)
- 約1か月後、65~80mgに増量(3か月程度継続)
3-4ヶ月程継続したものの、私自身、大きな改善効果を感じられず(後述)、コンサータによる治療に切り替えることになった
コンサータを服用による効果
整理整頓(継続的)
- 部屋や机など、今までなら散らかっている場所を、整理整頓するようになりました
- 今まで整理整頓しようとして挫折してきた訳ではなく、また、今回意識して整理整頓に取り組んだわけではないのですが、自発的に整理整頓するようになったことを、自分で驚いた記憶があります。
静寂感(一時的)
- 投薬当初、寝るときに耳栓をしているかのように周りが静かに落ち着いているように感じることがありました。
- 但し、最初の数日程度のみ
コンサータによる主な副作用
食欲の減退(継続的)
- 投薬当初は、夜まで食事をしなくても気づかないぐらい食欲を感じなかった
- 食べようと思えばしっかり食べられるため、「満腹感」「拒絶感」があるわけではなく、単に食欲を「感じない」「意識しない」状態
- この効果も、長期間継続し、体重は減少
吐き気(一時的)
- 投薬初日の夜に軽い吐き気を感じた
- その後、数日程度でこの副作用は消失
テンションの低下?(一時的)
- 投薬2日目頃に、今日はテンションが低めだねと指摘されることがあった
- 但し、仕事が忙しく寝不足だったからかもしれません。また、その後はそのような指摘はほぼなし
顔色の悪化?(一時的)
- 上記のテンションが下がるとの指摘と同じタイミングで、顔色が悪いとの指摘もあった。
- 但し、これも上記同様、寝不足要因によるものかもしれません。
- その後、何度か顔色が悪いといわれることがあったものの、その後はその指摘も減少
あまり変化が見られたかったもの
行動面
以下は、投薬により改善することを期待していた事項ですが、結果として大きな改善効果が見られませんでした
- やる気の向上
- 後回し癖、サボり癖の改善
- 集中力の向上(注意力散漫な状況の改善)
(心の中で期待していた)テキパキと物事を進められるという姿は、結局のところ実現しませんでした。
性格面
事前に、最も懸念していたのは、「自分の性格が変ってしまうのではないか?」という点でしたが、こちらも(おそらく)ほとんど変化はありませんでした。
ストラテラを服用しての感想
ストラテラで大きく生活が改善したという話を、経験者の方のブログ等で伺っていたため、私自身にそのような変化が起きるのを、怖さ半分、期待半分で見つめてきました。
しかしながら、結果として、以下の2点を除き、私自身は大きな効果を感じることができませんでした。
- 多少、整理整頓ができるようになった
- 少し体重を減らすことができた
これを受け、主治医と相談した結果、コンサータでの治療に切り替えることにしました。