ADHDを乗り越えろ

ADHDと診断された40歳おじさんがによる、ADHDの分析と対策の数々

僕のADD(注意欠陥障害)の症状

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ここでは、僕が体感しているADD(注意欠陥障害)の症状をご案内したいと思います。同様の症状をお持ちの方、気になっている方、お子様をお持ちの方などのご参考になればなと思っています。

 

僕が認識するADD(注意欠陥障害)の症状

必ずしもADD/ADHDの症状ではないとされることも含まれているかもしれませんが、自分の中では、何らかの関係があるのではないかと考えています。大人時代と子供時代に分けて列挙します。

大人になってからの症状

  • なかなか物事に取り掛かれない
  • 興味がないと集中できず、すぐに気が散る
  • 一度没頭すると、中断することができない
  • 物事をよく失くす、忘れる
  • 朝が弱い、日中も眠いことが多い
  • スケジュール管理、計画が立てられない
  • 突然の予定変更は苦手
  • 継続的な努力が苦手
  • 細かい事務作業、書類作業が苦手
  • 食べ物をよくこぼす
  • 食べ過ぎてしまう

詳細は、以下の記事をご確認ください 

adhddays.hatenablog.com

 子供時代の症状

  • 手遊びが多い、集中力がないとの指摘
  • 忘れ物が多い
  • 遅刻が多い、朝が弱い
  • 姿勢が悪い
  • 小学校4年生ごろまで夜尿症があった

これらの諸点については、別記事にて詳細をご説明したいと思います。

 

各症状の背景にある傾向・要因

上記の各症状は独立して発現しているのではなく、背景にいくつかの共通の要因があるのではと感じています。私の理解では、ざっくり以下の2点にあるのかなと思っています。

この要因別に分けてみると、以下の様な感じかと思います。 

脳内のワーキングメモリが少ない

脳内で、情報をバックグラウンドで保持できる容量が少ないので、①興味が移ったら、その前のものを忘れてしまう、②同時に複数のファクターを並列で検討・分析しなければいけない作業は苦手です。上記の症状では、以下の点が当てはまります。

  • 興味がないと集中できず、すぐに気が散る
  • 物事をよく失くす、忘れる
  • スケジュール管理、計画が立てられない
  • 突然の予定変更は苦手
  • 細かい事務作業、書類作業が苦手
  • 食べ物をよくこぼす

欲求のコントロールができない

悪く言うと「貪る(むさぼる)/耽る(ふける)」という表現が近いかもしれません。だらだらしてしまう、欲求に弱い(食べ続ける、眠り続ける、、)、つい誘惑に負けてしまう、そんな傾向があります。以下の諸点が該当します

  • なかなか物事に取り掛かれない
  • 一度没頭すると、中断することができない
  • 朝が弱い、日中も眠いことが多い
  • 継続的な努力が苦手
  • 食べ過ぎてしまう

ADHDとしての自分を振り返ってみて

冷静に自分を振り返ってみると、なかなかダメな人間ですね、私。。。

  • 友達との待ち合わせに大幅に遅刻しました
  • 大事な書類を電車に置き忘れました
  • いつも三日坊主で、入会金・教材費どぶに捨てました
  • ぽっちゃりデブ気味でした

周りの人には迷惑をかけてました。本当にゴメンナサイ。。

では、不幸な悲惨な半生だったかと言うとそうでもありません。(一般的には)優秀とされる大学を出ることもでき、ハードなビジネスの第一線で活躍出来ています。

もちろん、環境に恵まれたということもありますが、ADD/ADHDの良い面が多く作用したのだと思います。そんな良い「症状」も挙げてみたいと思います。

 

ADD/ADHDの良い「症状」

私の中で、少なからずADD/ADHDと関連していると考えている症状です。

  • 好奇心が強く、多方面に関心・興味を持つ
  • イデアを出すのが得意

⇒「すぐ気が散る」「継続できない」の裏返しとしての、「多方面への関心」と、その結果、様々な情報が整理されていない故のアイデア創出力。

  • ハマれば(もしくは、追い込まれれば)いい仕事をする

⇒「一度没頭すると、中断できない」が故の、一夜漬けのクオリティの高さ(笑)

  • 前向き・人柄がよい(妻談)

⇒「すぐ忘れちゃう」故の、前向き、楽観的な考え方。

ADD/ADHDの人は、普段、不足気味のワーキングメモリーを補うためにCPU(頭の回転)をフル稼働させているのだと思います。もし不要な、バックグラウンドで八知っているタスクを削減できるのであれば、CPUに余力が生まれるので、ほかの人よりも高いパフォーマンスを発揮できるものだと思っています。

ADD/ADHDもハサミも使いよう

ADD(注意欠陥障害)と診断されて以降、私は「『症状』には二面性があるのであれば、その良い面を引き出す仕組みを作ればいいのではないか?」と考えるようにしています

  • 追い込まれると強いなら、追い込む環境に身を置く
  • 単純作業は誰かに任せて、アイデア創出に近いポジションをする
  • いろんなことに、とりあえず首を突っ込む

ADD/ADHDの症状で失敗が続くと本当に凹みますよね。でも僕は、それは環境が悪いせいだと考えるようにしています。

画一的な作業や横並びの比較は苦手ですが、それは近い将来、AIが代替出来てしまう分野です。逆に人とは異なる強みを持っている、ADD/ADHDの人が強みを発揮できるようになるのだろうと信じています。