僕のADD(注意欠陥障害)の症状
ここでは、僕が体感しているADD(注意欠陥障害)の症状をご案内したいと思います。同様の症状をお持ちの方、気になっている方、お子様をお持ちの方などのご参考になればなと思っています。
僕が認識するADD(注意欠陥障害)の症状
必ずしもADD/ADHDの症状ではないとされることも含まれているかもしれませんが、自分の中では、何らかの関係があるのではないかと考えています。大人時代と子供時代に分けて列挙します。
大人になってからの症状
- なかなか物事に取り掛かれない
- 興味がないと集中できず、すぐに気が散る
- 一度没頭すると、中断することができない
- 物事をよく失くす、忘れる
- 朝が弱い、日中も眠いことが多い
- スケジュール管理、計画が立てられない
- 突然の予定変更は苦手
- 継続的な努力が苦手
- 細かい事務作業、書類作業が苦手
- 食べ物をよくこぼす
- 食べ過ぎてしまう
詳細は、以下の記事をご確認ください
子供時代の症状
- 手遊びが多い、集中力がないとの指摘
- 忘れ物が多い
- 遅刻が多い、朝が弱い
- 姿勢が悪い
- 小学校4年生ごろまで夜尿症があった
これらの諸点については、別記事にて詳細をご説明したいと思います。
各症状の背景にある傾向・要因
上記の各症状は独立して発現しているのではなく、背景にいくつかの共通の要因があるのではと感じています。私の理解では、ざっくり以下の2点にあるのかなと思っています。
この要因別に分けてみると、以下の様な感じかと思います。
脳内のワーキングメモリが少ない
脳内で、情報をバックグラウンドで保持できる容量が少ないので、①興味が移ったら、その前のものを忘れてしまう、②同時に複数のファクターを並列で検討・分析しなければいけない作業は苦手です。上記の症状では、以下の点が当てはまります。
- 興味がないと集中できず、すぐに気が散る
- 物事をよく失くす、忘れる
- スケジュール管理、計画が立てられない
- 突然の予定変更は苦手
- 細かい事務作業、書類作業が苦手
- 食べ物をよくこぼす
欲求のコントロールができない
悪く言うと「貪る(むさぼる)/耽る(ふける)」という表現が近いかもしれません。だらだらしてしまう、欲求に弱い(食べ続ける、眠り続ける、、)、つい誘惑に負けてしまう、そんな傾向があります。以下の諸点が該当します
- なかなか物事に取り掛かれない
- 一度没頭すると、中断することができない
- 朝が弱い、日中も眠いことが多い
- 継続的な努力が苦手
- 食べ過ぎてしまう
ADHDとしての自分を振り返ってみて
冷静に自分を振り返ってみると、なかなかダメな人間ですね、私。。。
- 友達との待ち合わせに大幅に遅刻しました
- 大事な書類を電車に置き忘れました
- いつも三日坊主で、入会金・教材費どぶに捨てました
- ぽっちゃりデブ気味でした
周りの人には迷惑をかけてました。本当にゴメンナサイ。。
では、不幸な悲惨な半生だったかと言うとそうでもありません。(一般的には)優秀とされる大学を出ることもでき、ハードなビジネスの第一線で活躍出来ています。
もちろん、環境に恵まれたということもありますが、ADD/ADHDの良い面が多く作用したのだと思います。そんな良い「症状」も挙げてみたいと思います。
ADD/ADHDの良い「症状」
私の中で、少なからずADD/ADHDと関連していると考えている症状です。
- 好奇心が強く、多方面に関心・興味を持つ
- アイデアを出すのが得意
⇒「すぐ気が散る」「継続できない」の裏返しとしての、「多方面への関心」と、その結果、様々な情報が整理されていない故のアイデア創出力。
- ハマれば(もしくは、追い込まれれば)いい仕事をする
⇒「一度没頭すると、中断できない」が故の、一夜漬けのクオリティの高さ(笑)
- 前向き・人柄がよい(妻談)
⇒「すぐ忘れちゃう」故の、前向き、楽観的な考え方。
ADD/ADHDの人は、普段、不足気味のワーキングメモリーを補うためにCPU(頭の回転)をフル稼働させているのだと思います。もし不要な、バックグラウンドで八知っているタスクを削減できるのであれば、CPUに余力が生まれるので、ほかの人よりも高いパフォーマンスを発揮できるものだと思っています。
ADD/ADHDもハサミも使いよう
ADD(注意欠陥障害)と診断されて以降、私は「『症状』には二面性があるのであれば、その良い面を引き出す仕組みを作ればいいのではないか?」と考えるようにしています
- 追い込まれると強いなら、追い込む環境に身を置く
- 単純作業は誰かに任せて、アイデア創出に近いポジションをする
- いろんなことに、とりあえず首を突っ込む
ADD/ADHDの症状で失敗が続くと本当に凹みますよね。でも僕は、それは環境が悪いせいだと考えるようにしています。
画一的な作業や横並びの比較は苦手ですが、それは近い将来、AIが代替出来てしまう分野です。逆に人とは異なる強みを持っている、ADD/ADHDの人が強みを発揮できるようになるのだろうと信じています。